
ラボグロウンダイヤモンドの内包物とは?天然との違いと品質の見方。
内包物とは何か?

ダイヤモンドを選ぶとき、「クラリティ」というグレードを目にしたことがあるはずです。このクラリティ(透明度)を決める要素が「内包物(インクルージョン)」です。
内包物とは、ダイヤモンドの結晶の中や表面に存在する微細な特徴のこと。天然・ラボグロウンを問わず、ほとんどのダイヤモンドに何らかの内包物があります。内包物が少なく、小さいほどクラリティグレードが高くなり、光の透過性が上がって輝きが増します。
天然ダイヤモンドの内包物の特徴

天然ダイヤモンドは地球の地下深くで、数百万年以上かけて生成されます。その過程で様々な鉱物が取り込まれたり、結晶構造に歪みが生じたりします。天然ダイヤモンドに多く見られる内包物の種類はこのようなものです。
- クリスタル:他の鉱物の結晶が取り込まれたもの
- ニードル:針状の結晶
- クラウド:霞がかったような微細な内包物の集まり
- フェザー:羽根状のひび割れ
- ピニング:小さな点状の内包物
ラボグロウンダイヤモンドの内包物の特徴

ラボグロウンダイヤモンドは製造方法(HPHTまたはCVD)によって生成プロセスが異なりますが、内包物の見え方については共通点が多くあります。
HPHT(高温高圧法)の場合 写真左
製造過程で使用する金属触媒(鉄・ニッケルなど)が微量に取り込まれることがあります。金属系の内包物は磁石に反応することがあり、専門機器で判別する際の手がかりのひとつになります。
CVD(化学気相蒸着法)の場合 写真右
CVDでは気体の炭素を層状に積み重ねて生成するため、層状の歪み(グレイニングやクラウドなど)が見られることがあります。生成後にHPHT処理で色を抜く工程を経るものも多く、その結果、実際にルーペで観察するとHPHTとほとんど変わらない内包物が見られます。プロでさえも、CVDとHPHTの内包物を肉眼やルーペレベルで明確に区別することは難しいと言われています。
ラボグロウンはなぜ高品質な石が多いのか
天然ダイヤモンドは自然任せの生成のため、内包物の種類や量をコントロールできません。一方ラボグロウンは、製造プロセスを精密にコントロールできるため、内包物が少ない高品質な結晶を安定して生成することが可能です。
NAYAが扱うラボグロウンダイヤモンドの多くはVVS〜VS1クラスの高いクラリティを持ちます。また、多くがType IIaという最高純度の結晶に分類され、窒素などの不純物が極めて少ないことも透明感の高さにつながっています。
クラリティグレードの見方

IGI鑑定書に記載されるクラリティグレードは以下の順です(上が高品質)。
- FL / IF:内包物がほぼ存在しない最高水準
- VVS1 / VVS2:専門機器でもほぼ見えないレベル
- VS1 / VS2:10倍ルーペで確認できる程度(肉眼では見えない)
- SI1 / SI2:10倍ルーペで容易に見える(肉眼ではほぼ見えない)
- I1 / I2 / I3:肉眼でも確認できるレベル
NAYAでは基本的にVS1アップの石を使用しています。肉眼では内包物が見えないため、日常のジュエリーとして安心してお使いいただけます。

