コンテンツへスキップ

カート

カートが空です

記事: ダイヤモンドにかかった魔法が解ける日。天然ダイヤの終焉?2023年8月更新

ダイヤモンドにかかった魔法が解ける日。天然ダイヤの終焉?2023年8月更新
cat_diamond

ダイヤモンドにかかった魔法が解ける日。天然ダイヤの終焉?2023年8月更新

2023年はダイヤモンド業界にとって大きな変革の年になりました。今、ダイヤモンド業界は揺れに揺れています。

ダイヤモンドの相場の下落が止まりません

デビアス(De Beers)の利益は、消費者需要の低迷・平均販売価格の低下・経費の増加を受けて大幅に減少。基礎収益は83%急落し、8500万ドルとなりました。収益は前年比21%減の28億3000万ドル。平均価格は23%下落し、1カラット当たり163ドルとなっています。他のニュースによれば、前年比-30%以上の利益減とも言われています。

デビアスとは?

みなさんご存知のように、ダイヤモンドの流通の仕組みを作った企業です。本来、デビアスはダイヤモンドの価格が下がると原石の供給をストップして、需要が戻るのを待ちます。そうすることで相場をキープしてきました。ただ、今回は異常です。すでに6回に渡り供給をストップしていると言われています。

ラボグロウンダイヤモンドの存在

相場が止まらない原因のひとつに、間違いなくラボグロウンダイヤモンドの存在があります。ラボグロウンダイヤモンドとは、Laboratory(研究室で)Grown(成長させた)ダイヤモンドのことで、天然の成分と全く同じものを人類が初めて作ったものです。

アメリカではすでに市場の20%がラボダイヤに変わっているというデータもあります。なぜここまで脅威なのか。ひとことで言うと圧倒的に価格が安いからです。天然は鉱山から採掘するのに対して、ラボは研究室や工房で生成させるだけなので、価格に10分の1以上の差が出ます。

また、ロシア産のダイヤがマーケットでNGになり、困った研磨大国インドがラボダイヤを一斉に取り扱うようになったことも原因のひとつで、マーケットに一気にラボダイヤが流れ込んできています。

デビアスがラボダイヤを本格的に販売開始

2023年6月、驚くべきニュースが飛び込んできました。ダイヤモンド界の巨人であるデビアス社が、ラボダイヤモンドを本格的に販売開始したのです。しかも価格は驚愕の1カラット10万円ほど。あのデビアスがラボダイヤの取り扱いを本格的に始めたという出来事は、ラボダイヤをダイヤモンドとして認めている証明にも繋がると考えています。

※補足:その後デビアス社はあっという間に参入をやめました。デビアスが扱うことでラボダイヤの地位が上がってしまうため、天然ダイヤを守るためにやめたとの見解です。

そもそも天然ダイヤモンドの原石ってどのくらいあるのか?

天然ダイヤは、何十万年もかけて地球上から約150キロ下のマントルで生成されるものです。このマントルの中のダイヤが、大規模な地殻変動の際に火山の爆発で地下から地上へ一気に降り注いだものです。最後の大噴火も何百万年前で終わっているので、天然ダイヤが奇跡の石と呼ばれるくらい希少価値があるわけです。

しかし、その原石の需要と供給をコントロールしているのが主にデビアス社。一説には軽く30年間分の原石はあるとも言われており、独占しているから答えが見えません。ダイヤの原石の保管量は、全くのブラックボックスなのです。

ダイヤモンドは元々価値が低い宝石でした

昔は、電気のような明かりがなく、パーティーなどでも目立つのは色の濃いものでした。ルビーやエメラルドの方が何倍も高かったと言われています。それが、電気の誕生に合わせるかのように南アフリカで新しい鉱脈が見つかり、ラウンドブリリアントカットが誕生し、キラキラ煌びやかなものとして一気に地位を確立していきました。

「ダイヤモンドは永遠」というマーケティング

1947年にデビアス社が展開した「A Diamond is Forever(ダイヤモンドは永遠)」というキャンペーンは、ダイヤモンドの永遠の価値と愛の象徴を強調し、20世紀最高のキャッチフレーズとも言われています。採掘から販売まで、全てデビアス社がコントロールしていました。

独占禁止法違反を問われた際の当時のデビアス会長の言葉があります。「ダイヤモンドの価格(価値)は、物質としての価値からではなく、人々の心理的満足によって支えられています」と言い、ダイヤモンドは独禁法の適用外だと主張したと言われています。

心理的満足=マーケティングの力。これは悪いことではなく商売の基本ですが、デビアス社は長い間ダイヤモンド王国の王様だったわけです。

ダイヤモンドにかかった魔法はそろそろ解けるのではないでしょうか?

ラボグロウンダイヤモンドの出現は、ある意味ダイヤモンド業界と婚約指輪の概念も崩してしまうものかも知れません。もっと身近に当たり前のようにダイヤモンドが買える時代がやってくるかも知れません。

追記 あれから3年  2026年8月現在

アメリカを始め欧米では、完全に魔法が解けてしまった感じです。婚約指輪の割合は既に、ラボが6割以上になりました。

日本はというと、まだまだ浸透しておりません。

これからゆっくりと魔法が解けていくのではないでしょうか?

Read more

ラボグロウンダイヤモンドは奇跡のType IIa
cat_diamond

ラボグロウンダイヤモンドは奇跡のType IIa

NAYAが扱うラボグロウンダイヤモンドの多くは、天然ではわずか1%未満しか存在しない最高純度の結晶『Type IIa』。その驚異的な透明感と輝きの秘密に迫ります。

もっと見る
ラボグロウンダイヤモンドと天然ダイヤモンドの違い
cat_diamond

ラボグロウンダイヤモンドと天然ダイヤモンドの違い

ラボグロウンダイヤモンドと天然ダイヤモンドは、成分も構造も全く同じ。違うのは生まれた場所だけです。その違いと共通点を正しく理解することが、賢いダイヤモンド選びの第一歩です。

もっと見る